February 22, 2009

木のおもちゃDONDON

子供の成長を考えた時におもちゃはその過程に大きな影響を与える物だと思います。
名前の由来は日本語のどんどん(どんどん成長してほしい、太鼓の音のどんどんのように元気になってほしいという意味です)

近年、大量生産のおもちゃなどから鉛などの危険物が確認され問題になっております。これまで研究、構築されてきた一部の大量生産がもたらせた利益の裏に隠れた危険信号をようやく消費者が認知できる時代になってきたように思えます。

おもちゃはテレビゲームを除き直接触れて遊べる物としては主にプラスチックと木の物があります。プラスチックのおもちゃは子供が噛んだりすると不安ですが木は自然のものなので心配があまりありません。問題は仕上げに使う塗料にあります。鉛を着色料に混ぜると塗りやすく手間も少ないので1度に沢山のおもちゃが作れますが安全ではありません。

私達が作成しているおもちゃは鉛を一切使用しない為に材料の選定 、研磨、塗装は全て手作業で行っております。生産者はおもちゃ業界で20年以上の経験を持ちながら大量生産の中で黙視される裏事情が嫌になり2008年3月に自身で小さな工場を立ち上げました。20年の経験を生かし良いものは残し悪いものは徹底的に排除し完成したおもちゃがこのDONDONクルマシリーズです。通常、車輪軸部などは鉄棒を使用しますが安全を考え全てのパーツを木で作成しております。 塗料は世界で最もおもちゃに厳しいヨーロッパ試験基準のEN71第3、第9項目に合格した塗料のみを使用しておりますので子供がなめても無害ですので安心です。


オリジナルおもちゃ製作希望のお客様へ

通常5,000個以上からしか作成できなかったオリジナルの木のおもちゃですが工場が小規模のため1,000個単位での製作が可能です。OEMでの製作希望の方は1,000個よりご注文承ります。各種MSDS(原材料安全証明書)がございますので安心してご注文いただけます。

手織りコットン KITTIMA

タイ中部ロッブリー県で1つ1つ手織りで作られる作品です。
ロッブリー県はタイの歴史的重要古都でカンボジアに近いこともありクメール文化の影響を受けながらロップリー独自の文化を発展させてきました。布のデザインは地方ののどかな風景を想像できる柄からクメール文化のきらびやかさとタイ人の屈託なさを想像してしまうような様々な柄があります。

KITTIMAはタイ語で幸せをもたらす女性という意味でクメール文化が最も繁栄したアンコール時代の女神のアプサラに通ずるものがあります。そんな思いを込めて作成しておりますのでプレゼントなどにした時にはその願いも込めてお渡しいただければと思います。

この山間部で作られる織物は面白いことに同じ柄の物を二度と作らないということです。理由は同じ柄を作ってばかりいるとつまらないからと何ともユニークな発想でそれが逆にこの布に表現される自由なパターンの組み合わせになっているようです。情報社会となった現代は欧米などからのデザインも取り入れやすく斬新な柄を様々な形で提案しております。モダンでありながらユーモアのあるこの作品が年齢や性別を越えていつまでも愛されていくことを願っております。


洗濯機使用の場合はネット洗いをお進めいたします。

寄木細工の木の葉

捨てられてしまった小さな木の板を1つ1つ集め丁寧に貼り合わせて形を作り何度も磨かれて出来上がった作品です。


葉っぱの一生は短く落葉し自身の親である大木の為に一度は大地に戻り肥料となり再び新たな葉として生まれ変わる。その生まれ変わった瞬間を封じ込むべく私は世界中に古くから伝わる寄木という技法で作品を作りました。


熱帯雨林に育てられた暖かな太陽を思わせるような赤茶系色のかりん材やスコールの後に黒茶色になって激しく通り過ぎていく川の色のようなロックファー材とヨーロッパの雪山で張り詰めた緊張感の中、積もる雪の色と同化するアッシュ材の組み合わせで何ともいえない暖かく洗練された作品が完成しました。


表面部分はウレタン(日本の食器安全基準検査合格)処理をしておりますので食器としても使用可能です。水洗い後なるべく早く空拭きして下さい。木が割れる可能性がございますので直射日光は避けてご使用ください。